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文化庁委託事業


家裁の人

作家清水有生
原作者毛利甚八魚戸おさむ
プロデューサ大岡進中川善晴
放送局TBS
放送日1993/3/18
放送回11
主な出演片岡鶴太郎仙道敦子風間トオル
演出/監督大木一史
管理番号K02-05881-00
かなカサイノヒト
ローマ字KASAINOHITO
分類台本
メディアテレビ
ジャンルドラマ(まんが原作)
収蔵先倉庫にて保管中
あらすじ【家栽の人】 岩崎地方裁判所春河支部の裁判官である「桑田義雄」は最高裁判所判事・桑田貢太郎の息子で、司法修習生時代の成績は抜群であり。中央官庁での活躍を望まれたが少年事件の解決と彼等の更生に指名を感じ、敢えて地方勤務を切望する。大変、温厚な人柄であり、植物を愛し、その生態に詳しく裁判所の庭に多くの花を植えて育てる。桑田の家庭にも問題は抱えているが、裁判所に送られてくる少年達の犯罪に真摯に向き合い、彼等の更生を重ねるように植物を育てる姿が「家裁(家庭裁判所)」の判事でありながら植物の育成を常とするため周囲から同音の「家栽」と呼ばれるようになる。原作は毛利甚八、作画、魚戸おさむによって1988年から1996年まで小学館ビックコミックオリジナルに連載され、対立する判事に斉藤洋介、調査官に仙道敦子、風間トオルが共演している。テレビドラマとしては1993年1月から3月までTBS『木曜21枠スペシャル』に片岡鶴太郎主演で放送された。後に2004年10月にはTBS『水曜プレミア』で、漆原家庭裁判所に場所を移し、主演を時任三郎で原作にはないオリジナル版として放送。2020年5月と2021年9月にはテレビ朝日で、原作のファンであるという事から船越英一郎でリメイクされている。少年事件を担当する、デリケートな作品でありながら、主人公の判事「桑田義雄」の物静かで、時には厳しい姿が罪を犯した少年達の心情に迫っていく姿を丹念に描かれており、原作漫画は単行本全15巻まで継続した。
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  • ※映画、演劇に関しては、放送日の欄の記載は「公開日」「公演日」になっております。
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家裁の人