あらすじ | 『デビルマン』 ヒマラヤを探検していた不動博士とその息子、明は氷の中に閉じ込められていたデーモン族が蘇ろうとしている場に居合わせてしまう。そこで親子は命を奪われてしまう。デーモン一族は人間達を抹殺し、地球を自分たちの元に取り戻そうとデーモン族の英雄、デビルマンが不動明の体を乗っ取らせ、地球征服の先鋒に仕立て上げる。ところが不動明となったデビルマンは従姉妹の牧村美樹に恋をして、本来の自分の役割を放棄し、デーモン族から人間を守るようになる。それ以来、裏切り者としてデーモン一族から次々に刺客を送りこまれ、同族同士で戦う日々を送り続けることになる。アニメーションとしては一話完結物として、毎回、不動明が変身する際「デヴィール!!」と叫んでデビルマンに変身して様々な妖獣と戦い、人間を守ることでストーリーが進んでゆく。しかし、実際の原作は、不動明の親友の飛鳥了の父親がデーモンの研究をしていおり、自分自身が悪魔と合体することを試みるも次第に悪魔化してゆく自分自身に恐れをなし、自殺してしまう。父親の研究の場に立ち会ってしまった不動明がたまたまデーモン族の勇者アモン(デビルマン)と合体に成功して、デビルマンとなる。原作とアニメーションはキャラクターやある程度の設定を共有しているものの、どちらかと言えばアニメはアニメで一話完結というスタイルを通し、子供でも分かるように明確なストーリー構成となっているが、原作は神と悪魔の思惑を組んだ観念的な話となっている。 |