あらすじ | 『ちびまる子ちゃん』小学3年生の少女時代を静岡県清水市に暮らしていた原作者・さくらももこを元にしたキャラクター『ちびまる子』と、その家族や友人を中心とした日常を描く一話完結型のコメディアニメ番組。まる子の家族はおじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お姉ちゃんの6人家族だ。その当時の小学生なら、誰もが経験したであろう日常のエピソードや、仲良しのたまちゃんとの可愛らしい友情話窓がふんだんに盛り込まれ、時代は違っても、現代のファミリー層には「あるある」と頷くエッセンスが満載のエッセイ風の話が多い。特筆すべきは、当時の子供や若者が、どれだけテレビという世界に憧れていたか、どんな番組が人気を博したか、時代が見事に反映されている。特にお姉ちゃんが西城秀樹ファンであることから、ご本人がシリーズの中にアニメのキャラとして描かれたことも、通常のアニメーションとしては珍しいことだった。物語は1974年(昭和49年)の清水市を舞台としており、原作コミックでは原作者の独白を中心とした説明書きが多く登場するが、アニメ版では独白がナレーションの形をとられた。平成の時代に昭和の香りを漂わせる日本の国民的アニメとしてファミリー層に親しまれており、時代にあわせて、主題歌もサザンオールスターズや、西城秀樹、B.B.クーンズ、Kinki kids等、有名なミュージシャンが参加。原作者のさくらももこ氏が2018年8月15日に鬼籍に入った後も放送は継続されている。 |