あらすじ | 【コートにかける青春】真琴の父・東城博之は天才テニスプレーヤーだった。しかし家庭を顧みない性格だったために母・晴子と離婚、真琴は博之に引き取られた。やがて博之は病気を患い、死ぬ間際に真琴に遺言を残した。それは東京にいる母親と姉に会いに行くこと、そして姉と共にウィンブルドンの栄光を目指してほしいというもの。真琴は博之の形見となった「銀のラケット」を携え遺言のとおり上京すると、母親と姉・さおりに会い三人家族の生活を始めた。しかし真琴はのちに、さおりは実の姉ではなく、晴子の姉の子であることを知ってしまう。それでも姉妹はテニスを通し、時にぎくしゃくしながらも絆を深めていく。やがて二人は博之から受け継いだ必殺技を武器にし、最強ダブルスを結成する。本作はフジテレビと東宝が共同で制作したテレビドラマであり、1971年9月3日から1972年8月25日までフジテレビ系列で放送された。脚本を担当した上條逸雄は本作以外にも「サインはV」「アテンションプリーズ」といったテレビドラマの脚本も手掛けており、いずれも高視聴率を記録した。姉のさおりを紀比呂子、妹の真琴を森川千恵子が演じ、アイドル的な存在として注目される。また紀比呂子の実母であり女優でもある三條美紀も本作に出演していたため、親子共演としても話題になった。原作は志賀公江が描いた漫画「スマッシュをきめろ!」で、集英社発行「週刊マーガレット」にて連載されていた。 |