あらすじ | 【柔道一直線】主人公、一条直也は1964年の東京オリンピックで、柔道家の父親を亡くすが、その天賦の才を認められて同じ柔道家の車周作に見いだされて、柔道に励むことになる。その過程で、日本中の天才と言われる柔道選手と闘い、師の技である『地獄車』を習得し、自らが考案した『海老車』と命名された必殺技も生み出しつつ一流の柔道家として成長して行く『スポ根ドラマ(スポーツ・根性)』として大いに視聴者を釘付けにした。主人公の直也役には、初主演の桜木健一、ヒロインに吉沢京子が抜擢され、吉沢京子の出世作ともなった。ライバルの中には若き日の近藤正臣もライバルの一人として出演し、足でピアノを演奏するなど、奇抜なシーンも登場し多くのファンの指示を得た。テレビ放映は1969年6月から1971年4月まで、東映にて全92話、製作された。漫画原作は梶原一騎、作画、永島慎二/斉藤ゆずる。『週刊少年キング』で1969年から1971年まで掲載された。テレビドラマとしては、真の柔道家にとって、あまりに突飛な技が多く好まれなかったようだが、この作品を観たことによって、当時の子供達の間に柔道ブームを巻き起こし、これを観た中から将来のオリンピック柔道家を輩出したことも否めない程のブームが起きていた。さらには、特撮ヒーロー作品の変身ポーズをアレンジしたものや、『仮面ライダーX』の必殺技にも発展したという。テレビシリーズの主題歌も主人公を演じた桜木健一が担当していた。 |