あらすじ | 【アイちゃんが行く!】アイちゃんこと会田愛子には両親がおらず、九州の田舎で叔父と共に暮らしていた。そんなある日、愛子は父親が生きていることを伝えられ、やがて父親捜しを決意する。父親の手がかりは「背中にある三つのほくろ」という情報のみ。愛子は道中で出会った旅仲間と一緒に様々な人たちと交流を結びながら、全国にいる知人を訪ねて父親の行方を追い、ついに父親の花村修一と再会を果たした。その後、愛子は裕福に暮らす修一の元で暮らすこととなったが、そこで修一の養女であり義姉となる和美を筆頭に、家政婦たちからもいじめられるようになる。しかし彼女はいじめに屈せず、奮闘しながら日々を生き抜いていった。本作は1972年9月から1973年3月までフジテレビ系列局にて放映された連続テレビドラマである。制作はフジテレビと大映テレビが共同で行った。会田愛子役はミス・セブンティーンコンテストにて優勝した坂口良子が務め、本作をもって女優デビューも果たした。本作主演後、坂口良子は「サインはV」に出演、さらに主題歌にも抜擢されるなど数々のテレビドラマや映画に出演するようになり、女優や歌手として瞬く間にお茶の間の人気を集めていった。脚本は後に特撮アニメに多く関わる脚本家、佐々木守がチーフライターを務めているオリジナル児童向けドラマになっている。また本作は、小学館の少女向けコミック誌で複数の漫画家たちによって1972年から1973年にわたってコミカライズされている。 |