あらすじ | 【アリエスの乙女たち】名門私立仰星高校・演劇部に所属しヒロイン役を演じる久保恵美子(原作名:笑美子)は、生徒会長であり馬術部の部長でもある磯崎高志に想いを寄せていた。また高志は、不良グループのリーダー・結城司としばし対立していた。そんな中、水穂薫(漫画原作名:路実)が帰国子女としてパリから日本の仰星高校に転校してきた。勝気な性格の薫は学校中の注目を集めた。恵美子もその一人であり、薫の存在に強い憧れを抱く。二人はほぼ一年違いのおひつじ座(アリエス)であり、のちに異母姉妹であることが判明する。また薫は司と、恵美子は高志と恋に落ちるが、のちに司と高志は周囲の環境に振り回され退学、それぞれ苦境に立たされた。しかし薫と恵美子はひたむきに相手を想い、苦労を背負ってでも相手に寄りそうと覚悟し退学した。そして異母姉妹はついに意中の相手と結ばれることとなった。主要人物である4人と、彼らの家族にまつわる複雑かつ多様な愛の形を描いたストーリーである。原作は里中満智子が描く漫画「アリエスの乙女たち」であり、1973年から1975年まで講談社発行「週刊少女フレンド」で連載された。テレビドラマでは水穂薫に南野陽子、久保恵美子に佐倉しおりを抜擢しW主演として構成。大映テレビ制作の連続テレビドラマ作品の一つであり、1987年4月8日から9月23日までフジテレビ系列で放送された。なお本作は、仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズで長らくパイロットを担当した竹本弘一の最後の監督作品となった。 |