あらすじ | 【静かなるドン】近藤静也は女性下着メーカー「プリティ」で働く落ちこぼれ社員であり、社内のマドンナ的存在である秋野明美に片想いする平凡なサラリーマンである。一方で、関東最大の暴力団・新鮮組二代目総長の息子という一面を持っていた。ある日、父親が何者かに殺害されてしまい、静也は葛藤の末、昼は会社員、夜は三代目総長という二足の草鞋を履く決意をする。静也が跡を継いだことで新鮮組は一時的に安泰となったが、二代目の死を皮切りに様々な事件に巻き込まれるようになり、小さな事件が導火線となって、やがて関西最大の暴力団・鬼州組との抗争に発展する。魔の手はついに明美にも及び、激怒した静也は単身で鬼州組との対決に挑んだ。本作は日本テレビ系列にて1994年10月21日から1995年3月17日まで放送された連続テレビドラマである。その後はスペシャル版として1995年9月23日に「静かなるドンRETURNS」、1996年4月12日に「静かなるドンFOREVER」が放送された。主演はヒデちゃん、ヒデさんの愛称で親しまれる中山秀征が務めた。また原作は新田たつおによる漫画「静かなるドン」であり、実業之日本社刊行「週刊漫画サンデー」にて1988年の11月15日号より2013年1月8日号まで連載された。書籍の累計発行部数は2023年5月時点で4600万部を突破する大人気作品であり、テレビドラマのほか映画、オリジナルビデオ版シリーズなど数々のメディアミックスも展開している。第42回(2013年度)日本漫画家協会賞大賞を受賞するなどし、今も人気が衰えない。 |