あらすじ | 【ふたつのスピカ】2010年、当時まだ一歳だった鴨川アスミが住む神奈川県鎌倉市唯ヶ浜に、日本初の有人宇宙探査ロケット「獅子号」が墜落する。この事故により搭乗員は全員死亡し、住人を含めて多くの死傷者が出た。アスミ自身も利き手である左手の握力を失い、またアスミの母親も事故により寝たきりとなり、数年後に死亡した。そんな折、アスミの前にライオンの被り物した獅子号の搭乗員だった高野こと「ライオンさん」が幽霊となって現れた。アスミにしか見えない彼は、自分が果たせなかった宇宙飛行士としての夢を語った。ライオンさんの夢に心打たれたアスミは宇宙飛行士になることを約束し、そのために失った握力を取り戻すトレーニングを始める。やがて中学校を卒業したアスミは宇宙飛行士養成学校である「東京宇宙学校」に入学、同じ夢を持つ仲間たちと共に地道な努力を重ねていく。柳沼行が描く漫画は月刊コミックフラッパー(メディアワークス刊)にて2000年7月号に5本構成となる短編を掲載、アスミの小学校から中学校時代まで。その後は短編の設定を引き継ぎ、同誌の連載作品として2001年10月号から2009年9月号まで掲載された。2003年11月から2004年3月まで、NHK-BS2の衛星アニメ劇場の枠内にてテレビアニメが放送された。初代野原しんのすけを演じた矢島晶子がアスミを演じた。またテレビドラマは2009年6月から7月までNHK総合テレビの「ドラマ8」枠で放送され、女優の桜庭ななみが連続テレビドラマ初主演を果たしている。 |