あらすじ | 『サイボーグ009』 鬼才漫画家、石ノ森章太郎が1960年代に『少年サンデー』に連載を始め、人気を博し、その後、東映動画によって映画版(モノクロ)として制作されたのが映像化される。物語は不良少年、島村ジョーが少年院から脱走した時、世界制覇を企む『ブラック・ゴースト団』によって捕らえられ、サイボーグとして改造される。『ブラック・ゴースト団』が改造したサイボーグは全員『00ナンバー』で呼ばれ、ジョーを含めて全員で9名。国も人種もバラバラに選出され、それぞれに異なった能力を与えられる。彼らが改造された目的が世界制覇と知ったことで、自分たちが兵器として扱われる事に抵抗を感じ、ギルモア博士を筆頭に『ブラック・ゴースト団』から逃げ出し、世界制覇を食い止める事を決意する。『00ナンバー』のサイボーグ戦士は、自分たちが機械なのか、人間なのかという苦悩を抱えながら、『ブラック・ゴースト団』と戦いを続けるストーリーが若者の共感を得て、その後はテレビシリーズ化され、リメイク版も数多く作られる。物語の決着を待たず、原作者である石ノ森章太郎が亡くなり、現在も未完の大作として、各時代に見合った方法論で映画化されたりノベライズ化になったりと様々な媒体で現在に至るまで繰り返し制作されている。今後も新しい形でこの作品は常に世の中の転機には必ず登場してくるだろう。 |