あらすじ | 『魔女っ子チックル』 小学校五年生になる小森チーコは、たった一人の親友であるミヨが北海道に引っ越してしまい気落ちしていた。そんな時にふと見つけた綺麗な絵本を開いてみると、絵本の中から怪獣に追いかけられる女の子が助けを求めてくる。 絵本の少女チックルに促されるままチーコが呪文を唱えると、チックルは絵本の中から飛び出してくる。 自分は魔法使いで、いたずらが過ぎたせいで絵本に閉じ込められてしまっていたのだと語るチックルは、魔法の力を使ってチーコの双子の姉妹として小森家の一員になる。 チックルは魔法をつかって様々な騒動を起こしては、チーコに叱られたり、共に事件を解決したりして、周囲の人々と打ち解けていくうちに人助けのために魔法を使って活躍するようになる。 チックルとチーコがラッキーペアなどと呼ばれ、次第に仲が良くなった頃、魔法の世界からチックルを連れ戻すべくオジャマ大王が現れる。 魔法使いが人間界にいてはいけないと、チックルに魔法界に戻るよう言い聞かせるオジャマ大王だが、チックルは人間界に残ることを望んでいた。 やむなくオジャマ大王はいろいろな騒動を起こしてその罪をチックルに着せ、居場所を奪おうとする。 家族や友人にこれ以上迷惑をかけられないと思ったチックルは、自分が魔法使いであること、魔法界は絵本の中に存在する事を全て話す。そして絵本がなくなれば魔法が使えない人間になってしまうことを話す。それでも人間界で暮らしたいと願うチックル。 オジャマ大王はチックルを連れ戻すことを諦め、チックルは小森家の一員として、普通の人間としての生活を送ることになるのだった。 |