あらすじ | 【あかねちゃん】「あかねちゃん」こと「上条茜」は名門、上条家の三女だったが、幼い頃病弱だったため、田舎に住んでいる叔父である画家の草介に引き取られ暮らしていた。すっかり元気になったあかねは6年ぶりに実家である上条の家へと帰ってくることになった。茜は田舎での生活を経験してきたことで、明るくたくまし天衣無縫のお転婆娘へと成長していた。そのため茜の立ち居振舞いは上流家庭では粗暴で呆れられるほどであり、兄弟達に頭を抱えられる始末。 だが、他の者にはないまっすぐな純真さと周りを思いやるやさしさは人一倍にたくましく、その性格から周りの者たちに一目置かれるようになり徐々に信頼を得ていく。 その後、新しく通いはじめた都会の名門である『白樺学園』では格式高い校風をものともぜず、型にはまらないあかねの性格に影響された多くの校内の生徒や教員に新鮮な驚きや発見を与えていく。 そして学園会長の孫である、わがままな落ちこぼれの少年『ヒデバロ』こと「北小路秀麿」はあかねとの出会いを切っ掛けに変わり始め、あかねにあこがれの感情を抱き始めて慕うようになっていき、二人は共に学園で起こる様々な事件をいくつも解決に導いていく。 本作は原作を『あしたのジョー』や『ハリスの旋風』などで有名な「ちばてつや」が描き、講談社の少女漫画誌『少女フレンド』で連載されていた漫画作品で『野性味からほど遠くなった現代っ子達へのささやかな期待を込めて』というメッセージが込められている。 |