あらすじ | 『魔法使いサリー』サリーは魔法の国の王女で、人間でいえば11歳の少女で、いつも雲の隙間から人間の世界を眺めては楽しんでいた。あるとき、どうしても人間社会に行ってみたいという思いが強くなり、両親に内緒でお供のカブを連れて人間界へ入り込んだ。そこで同じ年頃の花村よし子と春日野すみれと出会い、そのまま人間の中で暮らしたいと思い、空き地に魔法で建てた家に住み、転校生として小学校にも通い、よし子の三つ子の弟、トン吉、チン平、カン太といった周囲の人々とも次第に仲良くなってゆく。人間界で起こる様々な出来事やトラブルを魔法を交えて解決しながら、サリーは人間のことをよく知るようになり、次第に成長してゆく。時は経ち、サリーは魔法の国の社交界にデビューするために帰らなければならなくなる。友だちになった、よし子やすみれに忘れられてしまうのを寂しいと思ったサリーは、自分が魔法使いであることを告白するが、信じてもらえなかった。そんな時、サリー達が通う小学校が火事に遭い、友人達の目の前で魔法を使い雨を降らせて、鎮火させる。その姿によし子達はサリーが魔法使いであったことを信じる。そして例えサリーが魔法使いであってもずっと友だちであると約束し、別れを告げる。『三国志』で知られる横山光輝原作の少女漫画であり、東映動画の魔女っ子シリーズの第一弾となる。1989年にはキャラクターも少し変えたリメイク版が放送され、こちらも2年間のロングランとなった。 |