| あらすじ | 【機巧機傳ヒヲウ戦記】江戸時代末期、機械技術『機巧(機巧)』を操る『機の民』である忍者集団『風陣』は、自分たちの集団『風陣』以外の機の民を滅ぼそうとしていた。『風陣』の侵略の手は三河国にも伸びており、『機巧は祭りの為にもちうべし』と伝える機の民の『蓬莱村』も襲撃を受けて壊滅状態となる。蓬莱村の少年『ヒヲウ』は、社に祀られた神輿の機巧『御神体・炎(ホムラ)』を動かし、兄弟と友人たちだけで村から脱出する。子供たちは保護者を求めてヒヲウの父・マスラヲの消息を辿り『新月藩』を目指す。新月藩に辿り着いたヒヲウたちは元藩主の家老の息子と出会い、マスラヲが風陣の為に機巧を造っていることを知る。ヒヲウはマスラヲと再会し、風陣が機の民を滅ぼすことを目的とした集団であると説明するが、機巧師としての自分の力を試すことに執着しているマスラヲはヒヲウを拒絶する。その後、風陣の大御頭クロガネは風陣の力を示す為に、マスラヲの作った巨大な機巧『海鬼』を海に出航させるが、船底が爆発し、崩壊しはじめる。父を連れ戻すために海鬼に乗り込んでいたヒヲウは崩壊に巻き込まれ、最後に息子を庇ったマスラヲと死別し、ヒヲウは姿を消した風陣を追って新月藩を後にする。風陣との戦いから一年二ヶ月後、長州藩は攘夷の戦と称し、異国船を海鬼で襲っていた。ヒヲウは異国との戦を止める為、炎で海鬼を破壊する。そして四年後、十津川郷に新しい村を作って暮らしていたヒヲウは、謎の機巧に襲われる。ヒヲウは再び戦うために江戸へと旅立ち、物語は幕を閉じる。 |