あらすじ | 『宇宙伝説ユリシーズ31』 西暦31世紀の遥かな未来、宇宙船オデッセイ号の船長を務めるユリシーズ、息子のテレマークとともに惑星トロイへ移民者を送り届けた帰路で怪物シクンロープスと遭遇し、撃退する。 シクンロープスは宇宙神ポセイドンが作り出した存在で、ユリシーズはポセイドンの怒りに触れ、異なる宇宙であるオリンポスへと投げ出されてしまう。 地球へと戻るための手段を探すユリシーズはオリンポス宇宙の未知なる星々を探索することになる。その過程で出会った少女ユミをはじめ、多くの人々と交流し、時に敵対しながら、神々によって与えられる過酷な試練を乗り越えることとなる。 この作品は日本の東京ムービー新社(現・トムス・エンタテインメント)とフランスのDICが共同で制作したテレビアニメであり、古代ギリシアの英雄ユリシーズが活躍する叙事詩「オデュッセイア」を題材に31世紀の未来を描くスペースファンタジーである。1981年からフランスで「Ulusse 31」のタイトルで全26話が放送され、日本では1986年にOVAの形で販売された。 フランスでの放送時、フランス語版の主題歌が115万枚もの売り上げを記録し、玩具も大きな人気を博したことで、フランス国内で最も古い歴史を持つ日刊紙ル・フィガロでも高く評価された。 「巨人の星」「ベルサイユのばら」などで知られる長浜忠夫が制作中に逝去したため、彼の遺作でもある。 |