スパイ()とは、政府や他の組織に雇われて、秘密裏に敵や競争相手の情報を得る人のこと
[https://www.lexico.com/en/definition/spy OXFORD_LEXICO] A person employed by a government or other organization to secretly obtain information on an enemy or competitor.。工作員とも。
「spy」は、「espy (見つける、探し出す)」と同じで、古期フランス語で 「espion(見張る者)」を意味しており、「espionnage (諜報:現代仏語)」の語源。印欧語で「見る」を意味する語幹「Spek」に由来する。
== 概説 ==
何らかの組織に雇われて、ひそかに敵国や競争相手の組織などの情報を得て、その情報を雇い主である組織に報告する者の総称である。別の言い方をすると諜報活動を行う者、インテリジェンスの役割を担う者の総称である。ひそかに得た情報を雇い主に知らせることや、また雇い主が「敵」や「競争相手」と見なしている組織の活動を阻害・撹乱することが主な任務とされる。政治・経済・軍事・科学・技術など多岐にわたる。
情報機関は政府の機関として大きな目的設定があり、その目的達成のために組織として情報を収集し、大目的を細分化した個々の目標を実現するための道具や手先としてスパイを用いるので、スパイひとりひとりは何のために自分の任務をさせられているのか分からない場合もある。
日本では「スパイ」は主に敵側のそれを指し、味方の側のそれは主に「エージェント」と呼ぶ[ 防諜の生態] 正兼菊太 1944年。日本語では、敵・味方を区別しない場合、(そして自分から観て第三者の組織に雇われて第三者に対する諜報活動を行う人も含めると)工作員(こうさくいん)と呼ぶ。諜報員(ちょうほういん)、密偵(みってい)、間諜(かんちょう)とも呼ばれる。古くは細作(さいさく)、間者 (かんじゃ) とも呼ばれていた。海外で活動する者は国際探偵とも呼ばれた[http://www4.nhk.or.jp/famihis/x/2018-08-23/21/8167/1804150/ ファミリーヒストリー「さだまさし~スパイだった祖父 大陸の奥地へ~」] - NHK。での呼称としては「Asset アセット」(=資産)がより一般的である。中国語では敵側を間諜、細作、姦細、敵奸、探子などと呼び、味方側を工作人員や政治指導員などと呼んでいる。
;歴史
その存在は古代から有ったと言われ、世界各地の神話や古文書でもしばしば描写される。例えば、ギリシャの英雄オデュッセウスの「トロイの木馬」が世界的に有名である。また中国の書物『孫子』では「用間」としてわざわざ一章が設けられており、離間工作の方法、敵の間者を二重スパイとして活用する反間などの手法が記されている。日本では戦国時代の忍者が該当しており、明治時代の一連の士族の反乱の初期から「スパイ」としての活動が行われていた。