あらすじ | 【11人いる!】本作は萩尾望都によるSF漫画「11人いる!」を原作とするメディア作品の中で、アニメ映画として制作された。科学の進歩により地球人類は200年間に多数の惑星を開拓し異星人と交流するようになる。やがて地球人類は総合政府・テラを設立し、地球支配下にある惑星は他の異星人から「テラ系」と呼ばれることとなる。宇宙最高峰とされる大学「コスモ・アカデミー」では3年に一度の入試試験が行われ、様々な異星人たちが受験する。テラ系の惑星出身である主人公、タダトス・レーンことタダは宇宙パイロットを夢見て受験し、最終試験まで進んだ。最終試験では受験生たち十人が、とある惑星の軌道に乗って回る漂流宇宙船に搭乗し53日間の共同生活を行う。しかし実際の搭乗者は11人だった。11人目は誰なのか、どんな目的を持っているのか。タダやほかの受験生たちは不安になりながらも最終試験に挑む。だが漂流宇宙船は突如として軌道から逸れ、太陽へと落下を始めた。船内が危機に陥る中、11人の人間模様が大きく変化する。本作は1986年11月にアニメ映画化した。監督は「巨人の星」の出崎哲と「うる星やつら 完結篇」を手掛けた冨永恒雄。脚本は「新 巨人の星」の今泉俊昭と「銀河英雄伝説外伝 黄金の翼」の小出一巳がタッグを組んだ。また原作となる漫画は漫画雑誌「別冊少女コミック」にて1975年9月号から11月号まで連載された。1976年(1975年度)には第21回小学館漫画賞少年少女部門を受賞している。 |